お隣の奥様に何となしに勧められ
日本橋三越に「歴代沈壽官展」を見に行った。
昨日までだったのね。
私はどちらかと言うと 陶器より磁器の方が好きなので
薩摩焼?黒い焼き物?と そんなに期待してなかったのですが・・・・
すご~く良かったよぉ~!!
白薩摩なんて、恥ずかしながら知らなかったです。
12代の「錦手四君子図蓋透彫角型香炉」なんか
まるで 宝石の様だったわ。
15代沈壽官氏のギャラリートークもあって、
なんだかんだと行きつ戻りつ歩き回り 長居をしてしまった。
繊細で美しいデザインは
韓国人と日本の370年の融和としか表現できないなぁ~。
初代の沈当吉氏は16世紀末
豊臣秀吉による文禄・慶長の役の際に
朝鮮半島から連れて来られた陶工で
江戸期を通じて薩摩藩主島津家により保護され
薩摩焼として重要な産業として発展したそう。
薩摩藩は単独でパリ万博にも薩摩焼を出品した。
日本国を無視して出品したそうで・・・・・笑
他にも 15代の楽しい話を沢山聞かせて頂きました。
http://www.chin-jukan.co.jp/
すっかりファンになった私は
早速お隣に出向き、奥様に感動を伝えました。
彼女は早速 司馬遼太郎の小説
「故郷忘じがたく候」 を貸してくれました。
さっき読み終わったのですが、
14代沈壽官氏が主人公として登場します。
とてもあたたかくて大きな人物でした。
チャンスがあれば 是非美山を訪れてみたいなぁ。
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