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アートメイクサロン“La paresseuse”の技術者 HIROMIの日記です。旅日記や、日々思ったり感じたりしている事を書いていこうと思います。どうぞ おつきあい下さいね☆ 

La Paresseuse BLOG

   

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いざ、ハリドワールへ!

12年に1度のヒンドゥ大祭のクンブメーラ!!
3ヵ月半に渡り 今年は1月14,15,20,30日、2月の12,15日、3月は15,16,24,30日、4月は14,28日にお祭りが行われた。私は4月14日を狙っていた。ニケタンに着いた時からスタッフに クンブメーラ情報をくれくれと言ってたが、本気か?という返事しか返って来なかった。とにかく人が多いからやめとけ、まず無理だ、行けたとしても帰れなくなるぞ、怪我するぞ、死ぬぞ、と脅されていたが 半分ジョークだと思っていた。
現に行って来たという人の話を聞いてるし、そんなに怯える事もない。

皆に聞いたら、行く気になってるのは私とジョンだけだった。しかしジョンは危ないという噂と妻の反対によって妥協し、前日に独りで行くことに決めた。私は祭りの当日じゃないと意味がないと思ってたので ジョンの帰りをワクワクして待っていた。彼は朝早く出かけて、昼食には戻る予定だった。しかし昼になっても彼の姿はなく、妻のユアンは心配そうにこまめに電話していた。午後2時頃 汗だくでジョンが戻った。
どうだった?どうだった?と聞くと、SO CRAZY!を繰り返していた。
今朝はさ~、6時にニケタンを出て、バスに乗って向かったんだよ、バスはエアコンも効いててゆったりと楽チンだったんだけどねぇ、着いたら人が多くてどこも道一杯!警察が沢山出ていて、みんな警棒を持ってるんだけどさ、ねえ警棒の使い方しってる? わかんない。 アメリカでは普通脅しに振り上げるだけなんだが、ここは違うよ、マジでバシバシ殴るんだ、動物にだってあんなに酷く殴るの見たことないよ、ハハハハ。
マジで?うわぁ~、帰りはどうしたの? 電車で戻った、でもね、言っとくよ、電車だけには乗るな!!TOO CRAZY!! 乗るのも降りるのも大変だ、バックはダメだ、水と最低限の金とカメラだけポケットに入れていけ、日焼け止めは塗っていけ、身軽に行くしかない、明日本気で行くのなら、そうだな、5時には出た方がいい、そして長居はするな、僕は9時には帰ろうとしてこの時間なんだからな、明日は今日より絶対すごい人出だぞ! 
そうかぁ~~、わかった。

大変そうだなと思いつつも 私はジョンの楽しげな表情を見逃さなかった。ますます行く気満々になる。新しく入ってきた美佳とヨシを誘ったら美佳が乗ってきた。4:30に門に待ち合わせにしようかと話していたら、ヨガの勉強しているインド人の女の子がクンブメーラ行くの?私も連れてって、と声を掛けてきた。ラッキー!ヒンドゥが解るのは心強い。4:30にと言うと、4:00にしよう、15分がアウトラインね。と言うのでOKする。

当日、4:00に門で待っていたが インド女子は現れなかった。
部屋を聞いてなかったので起こしに行けず、15分には美佳とニケタンを出る。
リクシャーを捕まえ、バス停に向かう。普通乗り合いなら5ルピーの所を150ルピー取られた。仕方ない。早朝でリクシャー無いし。道中このリクシャーワーラーは今日はハリドワールまでのバスはないよ、混んでて出てない、僕がこのまま連れて行ってあげるよ、という。幾ら?と聞くとあと450ルピー。ふざけんな。
しかし、バスターミナルに着くとバスは1台しか止まっていない。行き先はハリドワールではなかった。私達の前にリクシャーワーラーが集まる。辺りはまだ夜。ハリドワール?バスなんてないよ、俺のに乗ってけと言う。困った~、でも嘘かも、少し待ってみようと美佳と相談してると、バス停前の道にバスが止まり、運転手が窓を開けて ハリドワール!!と叫んだ。私達は早速乗り込み、窓からリクシャー達に向け LIAR!と口パクする。バスの車掌に20ルピーを払い、楽チンな姿勢でつい眠ってしまった。
目が覚めると、辺りはもう明るくなっていた。だんだんバスはブレーキを踏む回数が多くなり、ついに止まってしまった。混んでてもうこれ以上は進めないからここで降りてくれと言う。道わからないよ、みんなクンブメーラに行くから付いて行けばいい。
遠いの?もう、すぐだよ。しょうがないから降りる。うっ!寒い~~!!
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みんな、車を乗り捨てている。これじゃ進めないわ。
バスはもっと大変。引き返さなければいけないもの。寒いながらも歩くと気がまぎれる。陽が差したら今日も昼間は暑くなるのだ。
美佳が大丈夫?と聞く。もちろん!と答える。私ね、こういうトラブル結構好きなの、これからどうなるかワクワクしちゃうんだ、と美佳。あ、私も私も~!!いいパートナーと出会ったのを感謝。ぞろぞろとみんなの後に続く。良く見ると色んな人達が歩いている。ウールを身に付けたカシュミール地方の人、私達と同じ顔のネパール人、お揃いの赤のチョリに黒にゴールドの刺繍のサリーをつけた家族、みんな信じる神は一緒。

やっと川が見えてきた。バスは川の南東側を下ってきたので、橋を渡る。ガンガーは 本流と沐浴用のCANALに二つに分かれていて ここでは最初の橋を渡ったのだった。
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どっちに行ったら良いのか、地図も何も無かったので、人の流れに任せる。お腹が空いたなと思っていたら、チャイ売りに出会った。このチャイと、気まぐれで買ったパイの美味しいこと美味しいこと!!今でも忘れられない。インド人に混じって道端に座り食した。
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何とかエネルギーも摂れ、元気に歩き出す。
流れに任せていたら シバの神様に向かっていた。
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神様の足元は広場になっていて みなさんどうもここで寝泊りしている様だ。
入るのに120CMの柵を登って越える。 a150a44e.jpeg








柵の上から。 みんな 結構必死。

何とかメインガートの反対側にいるのが分かったので 橋を目指す。
思ったように行かないのは仕方ない。道一杯に人がひたすら歩く。道の傍らには草むらが広がり、人が寝泊りしている。子供が退屈して懐かしくも妙なおもちゃで遊んでいた。後ろで腰に手を当て笑っている女性は彼の母か祖母。
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ひとり、無茶な若いサドゥが笑顔でパフォーマンスをしていた。ほぼ裸で 体中を黄色く塗り、階段状にカクカク折った針金を尻尾の様にお尻に付けていた。ヒンドゥで何か口上を言いながら、肘を曲げた左手を指差す。良く見ると上腕に60CM位の鉈を突き刺していた。濃い色の血が出てる!普通に。無心でビックリして見入ってしまい 写真が取れなかった。ってか、皆に押されて立ち止まる余裕は無かった。そんな中を大きなクラクションを鳴らし、でっぷりしたVIPのおじさんを乗せた救急車やバイクが人の間を抜けていく。
この怪我人を乗っけてってやれよぉ~!と心で叫ぶ・・・・。
 

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早稲田にてアートメイクサロンをしています。出張もするよ~♪興味があったらご連絡ください。バックパックの旅が大好き。息子達を放ってふらっと旅に出ます。ふふふ。

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