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アートメイクサロン“La paresseuse”の技術者 HIROMIの日記です。旅日記や、日々思ったり感じたりしている事を書いていこうと思います。どうぞ おつきあい下さいね☆ 

La Paresseuse BLOG

   

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帰れるか!?

川と平行の道を人の流れに乗るようにして 橋を目指して歩く。橋から延びる道にぶつかると、橋へ流れる人の波に混じる。超混んでくる。ラッシュアワー並みだ。対岸のメイン広場に向かう大勢の人の中、音楽隊やサドゥ達、バスやVIPを乗せた高級車が警察に保護されながら同じスペースを掻き分ける様にして進む。

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サドゥの写真を撮るスィクの人達。私にとっては彼らも十分被写体である。

みんな同じ橋を渡りたい。橋の入り口は特にひどかった。体の大きな警官が長い警棒を横に持ち すごい力で人の集団を押しのける。そこをクラクション鳴らしっぱなしの車両が少しずつ進む。みんな橋の脇の土手側に落とされる。叫び声、怒鳴り声、人を呼ぶ声、サイレン、警察の笛、音楽隊のマーチ。ふと私は静寂の中にいた。無声映画を見ているみたい。意識は胸から上にしかない。目の前に連なる後頭部と肩。 人・人・人。
 
美佳が突然、あ、やばい、すみません、私ここから出ないと!と眉間に皺を寄せていた。ごめんなさい、出ていいですか?もちろん。土手側の階段に降りる。美佳の顔が真っ青になっていた。実は私 パニック症候群なんです。こういう人出と大きな音の中にいるとなっちゃうんですと言う。いいよ、ちょっと休んで落ち着こう。なんかこの橋渡れそうにないから 階段降りてガート沿いに散歩しながら次の橋に向かおう。きっと何かあるんだ、こっち行けって事だよ。すみません。少し休むと美佳の顔色も良くなってきた。
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階段上から。押されて降りた人々。

階段をおりると、広い遊歩道になっている。先に進むとその遊歩道がキャンプ場の様な状態になっている。遠くから来た人々はここで寝泊りをしている様だ。ここで毎日沐浴し、神に祈りを捧げている。
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女性信者が髪を剃っている場面に出くわした。ものの10分で丸坊主。
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沐浴後、濡れた衣類を広げて動かぬ人達。太陽に当てて乾かしているのだ。
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説教を垂れるグルと、孔雀の羽で祝福してくれるグル。
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そこは色んな人達の集まる小さい村になっていた。気付くと私達にインド人が2人付いてきていた。色々話しかけてきて ビーリー(手巻きの葉煙草)を一本くれた。寄って来たサドゥが何か唱えて、私達の眉間に赤い染料をつけた。ついて来たインド人も付けられていた。小銭が無くて何もあげないでいると 彼らは小銭を渡していた。

次の橋は空いていた。なんの問題も無く渡れる。なんとその道をずっと真っ直ぐ行くと ハリドワール駅だという。バスは市街に入れず、不可能だと思ったので帰りは電車に決めていた。途中でしつこく付いて来るインド人を撒く事に成功。

駅までの道はパレードの行われる道だった。山車が脇に並んでいて軍隊警察が、道路規制していた。なんてラッキーなのだろう。もし最初の橋を渡っていたら、私達は駅にたどり着けなかった。色んなグルの山車が出ていて、サドゥが脇を固めていた。日本人女性の名のグルのポスターも見かけた。
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あるホテルの下についたら有名なグルが顔を出す。
歓声が上がりみんな立ち止まる。白人ボディガードが付いている。
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サドゥ達~~
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お菓子をくれたおじさん。おひげが素敵。


パレード自体は見れないが これでも~うお腹一杯。帰途に着くぞ!
気合を入れなおし、駅へ向かう。またこれが、すごい人。チケットを買うのに一苦労。がっちり制服を着た駅員さんが窓口の列整理をしていた。田舎のインド人はどうしていいか解らんからだ。女性駅員さんが こっちよと誘導してくれた。暑くて大変なお仕事ですねというと、異常でしょ?と笑う。リシケシュまではなんと4ルピーだった。5番線に行きなさいと言われて、階段を上がる。ホームは人で溢れ、みんな地べたにちっちゃくなって座り込んでいる。後から来た人は落ちそうで通れない。 
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この電車は1時間に1本あった。でもさ~、何でだろ~、出たばっかりだったのか?電車が来る迄 丸1時間は待った。
待ちながら、隣のホームに入ってきた電車を見てビックリ!!うそだろ。 
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やっと私達の電車が入ってきた。人が押し寄せる。おいおいおい!降りる人いるだろ?ハリドワールだよ、ここ。祭りに来た人がいるだろ!?降りる人いるのに乗り込もうとする人達。
力が均衡して静止している。こいつらアホだ・・・・。
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窓から子供を乗り込ませる母親。それに便乗して窓から乗ろうとするインド人を警棒で叩く駅警察。むちゃくちゃだ。痴漢らしき手も伸びてきて、不愉快極まりない。んもう~!こうなったら!と意を決して獣になる。乗り込み成功!!椅子の端っこを分けてもらい 何とか場所確保!とりあえず座れた~~。
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私の目の前に立っていたおじさん。

リシケシュまでの45分間、正直ぎゅうぎゅう詰めは座っていてもきつかった。暑い中、駅から乗り合いリクシャーでボロボロになって戻る。昼食を摂ってからアシュラムへ。ニケタンでは一躍ヒーローになる。ジョンが、電車に乗って帰ったって?あれだけ乗るなと言っただろお!!写真を見せると、あ゛~っ、くそっ!パレード逃したぁ~~!!と悔しそうにしていた。
ふっふっふっふ。

翌朝ニケタンのパルモスが、お姉さん、昨日ハリドワールで7人死者が出たよ、押されて死んだみたい。・・・・本当だった。新聞に載っていた

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早稲田にてアートメイクサロンをしています。出張もするよ~♪興味があったらご連絡ください。バックパックの旅が大好き。息子達を放ってふらっと旅に出ます。ふふふ。

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