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アートメイクサロン“La paresseuse”の技術者 HIROMIの日記です。旅日記や、日々思ったり感じたりしている事を書いていこうと思います。どうぞ おつきあい下さいね☆ 

La Paresseuse BLOG

   

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チャンディーガル

チャンディーガルは新しい街だ。発展してから50年余りだそうだ。外国IT企業が多く進出しており、都市開発をしたフランス人建築家ル・コルビュジェの建築群と、近代的で新しい大きなビルが沢山建っていた。ジャイはそれらを心から誇りに思っていた。古い寺院は1つあるだけで 他に歴史的な建物は無い。近代美術館と、大きな病院、大学、それとこれまたメチャメチャ大きくて新しいショッピングセンター。ブランドショップが並んでいる。道路は全て2車線以上、丸い交差点(ヨーロッパ風、何て言うの?)には木や花、近代アートオブジェなどが飾られている。いわゆるここは新しい裕福層の街である。インド一 生活水準が高いらしい。それでもやっぱり道路に牛がいたり、低カーストのバラック集落を見かけた。でも、唯一インドらしいのはそこ、牛と集落と民族服を着たインド人だった。それらを見なければまるでハリウッドだ。ちょっと言い過ぎたか。

バラックを過ぎて少し行くと お屋敷の立ち並ぶ一角へ。ジャイの家に着いた。どビックリ。大きい。呼び鈴を押すと オートマティックの洒落た門をメイドさんが開けてくれる。噴水があり、もう1人若いメイドさんが荷物を部屋に運んでくれる。他に男性が1人常駐で働いているそうだ。っていうか、ダラムシャーラーは??聞いてくれ、これから家でシャワーを浴びて昼食を取ろう。そしてバスの時間を調べて 少し休みなさい。その後、チャンディーガルの街を見せてあげよう。特に興味ないんだけど・・・、なぜだ!? ジャイの抑圧的な物言いに嫌気が差してくる。新しい街に興味は無いと答える。古い街も作られた時は新しいのだと返される。そうだけどさ、ここに来るつもり無かったし 新しい街なら沢山見てるもの、と言う。

とにかく時間はまだある。お腹も空いたし、食事を用意してくれたメイドさんのご好意に甘える。ジャイは先にシャワーを浴びろと言う。軽くイラッとしながら通された部屋に付いているバスルームでシャワーを浴びる。食事をしながら見ていると、ジャイがメイド達にとても威厳のある態度を取っているのに気付いた。彼らもジャイを心からリスペクトしている。ここだけじゃない。ニケタンでも尊敬されていた。彼の抑圧的な物言いはここから、彼の社会的地位から来ているのであった。でも私はインド人じゃなかった。

食事を終え、家を見せてもらう。今、娘さんは寄宿学校に入っている。家は他に2件持っているそう。庭には自慢のマンゴーやバナナやベリーなどが茂っており、どこの窓からも緑が見える。地下には診察室、二階には客室が3部屋、それぞれの階に瞑想室があって奥さんの写真が飾ってあった。彼女を亡くした時は辛かったんだろうなと思う。屋上のデッキチェアに腰を下ろし話をする。ジャイは洗濯物の様子を見に上がってきたメイドさんを呼び、日本について語る。日本という国は全く、大国である。このメイドさんは15年もジャイ家にいるそうだ。とても働き者で 常に動いており、休めと言っても365日全く休まないらしい。優しい目をした奥ゆかしい女性だった。

下に降り、少し休みなさいと言われる。着替えを整理しているとジャイが部屋に入ってきた。私の横に座り、一緒にベットに休もうと言う。それは出来ないよ。なぜだ?君は離婚していて私には妻がいない、問題はないからいいじゃないか。手を握り、頬にキスをしてくる。そんなのは理由にならないでしょ、私にはまだそういう準備が出来ていない(嘘!)と答える。君はトイレの時、私から全く見えなくなるまで遠くに行って隠れて用を済ませた、昔のインド女性みたいだ(そんなとこを気に入ったのか!)、君は正直 したくはならないのか?うん、したくなる事はあるけど 今は旅の途中で疲れているし、そんな気持ちは全くないです、どうか私の意志を尊重して下さいと 静かにきっぱりと良心に訴えた。それでもしつこくされたら、あなたが好きじゃないとはっきり言って ここを出るつもりだった。
彼はそこは紳士的だった。解った、じゃ、ここで休みなさい、起きるまで誰も入らない様にしておくからと言い、ハグをして部屋を出て行ってくれた。

3時頃に眠ってしまい 起きたら6時だった。あ~私って本当に神経が太い!
ジャイが 遅いぞ、もう夜になっちゃったじゃないか!と怒る。これじゃチャンディーガルの街が見えない、ここに泊まって行きなさい。無理!絶対今夜発ちます、バス停まで送ってください。そうか、じゃあ時間まで街をドライブしてから食事をしてバス停まで送ろう、という事になった。全く君はなぜ僕の誘いを断るんだ!っと まるで子供にする様に 頬を摘んで引っ張られる。私は照れ笑いをした。

湖を散歩してたら、ジャイの電話が鳴った。ちょっと悪いけどここで待っていてくれないか?といって離れていった。暫く1人で座っているとスィクの男性が とても礼儀正しく声を掛けてきた。私も礼儀正しくお話をした。悪いけど ヨガの先生と一緒に来てるから、と言うと、連れがいるんだね、分かりました、話せて良かった、と彼は離れていった。知らない男性と話している所をジャイが見たら きっと怒るんだろうな。

言っておくが、決して私はモテる方ではないと思う。外国において日本人であるという事はとても大きい。特に貧しい国では大きいのだ。ジャイみたいな人は 私が日本人で無かったら態度が違うだろう。私の魅力だけではこうは行かない筈だ。あとは、少し言葉が出来るというのが 彼らの好奇心を満たすのに役立っているとは思う。本当に日本は大国である。
ジャイが戻り、食事はどうする?と聞く。お腹空いてないからこのままバス停に連れて行って欲しいと頼む。バスターミナルは大きかった。新しい空港みたいに綺麗だった。ダラムシャーラー行きの出るバス停まで連れて行ってもらう。10:50発だった。まだ時間があった。ベンチに座り、私の電話番号を教えてくれと言う。番号をあげると 嘘の番号じゃないよね?と言う。今かけたらこの携帯が鳴るよ。分かった、ダラムシャーラーに着いたら私に連絡してくれ、と名刺をくれた。

もう、正直 彼と離れたかった。少し離れたベンチに 東洋人男性2人見つける。彼らはきっと日本人だから声掛けてくるね、とジャイを離れる。
あの、ダラムシャーラーに行くんですか?そうです。日本人ですか?いえ、中国人です、友達は台湾人です。私もダラムシャーラーに行くんですけど、夜だし独りだから暫く一緒にいてくれませんか?もちろん!
ヤッタ!!

急いでジャイの所に戻り、彼らと一緒にバスを待つから もうここでいいです。
大丈夫か?はい、ありがとうございました、どうぞお帰り下さい。じゃあ、キスをしてくれ。
へっ??? う~~ん仕方あるまい。頬にキスしたら、唇にキスをされた。
こんのぉ~スケベ親父めっ!!
ジャイの名刺、写真、チャンディーガルのマップを破棄した事は言うまでもない。

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早稲田にてアートメイクサロンをしています。出張もするよ~♪興味があったらご連絡ください。バックパックの旅が大好き。息子達を放ってふらっと旅に出ます。ふふふ。

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