朝8時にニューデリー駅の外国人専用チケットオフィスに行った。
色んなガイドブックによると中々たどり着けないらしいが、すんなり。拍子抜け。
簡単に夕方出発バラナッスィ行き寝台列車2Bのチケットを手に入れる。
ガイドブックはツーリストをビビらせ過ぎだ。
2Bは寝台二段。私は上を希望したのに下の段だった。
今朝 知り合った日本人男子が乗ってきてしばし歓談。
彼は少し安い3Bの席で、「やっぱ2Bは客層が違うなぁ~」と言った。
各クラスの列車は行き来出来ないようになっているので安心だ。
私の客室にはスイス人のおじさんとイギリス人の若者、家族連れのお金持ちインド人男性の4人。
スイス人おじさんは超おしゃべり。インド大好きで何度も来ていて、バラナッスィには家族のような知り合いがいるらしい。アーミーベストと小さいバッグのみ。汚いが身軽で羨ましかった。彼はアウトドア派でスイスで山登りが趣味らしい。写真を見せて貰ったが全くの別人だった。
「What a white you are!」と言ったらみんな笑った。彼はベストのポケットに何やら一杯入ってて、自慢そうにスプーンとフォークも持ってんだぜって言って携帯用の食器を見せてくれた。インドで買ったんだ、大した値段じゃないよ、あぁ ナイフも付いてる、これは便利だね~なんてみんな感心していた。
それ、スイスナイフみたいだって言ったらイギリス人がかなりウケてた。
彼は背が高くて髪がクリクリのモデルみたいなイケメン。
ギターを持っていた。ギターなんか持って邪魔じゃないの?と聞くと、分かってるよ、これインドで買ったんだ。クオリティ高いでしょ、悩んだんだけど これで6000ルピーだったからついねぇ。確かにいい音で美しいギターだった。音を聞いてると気持ちよかったので(スイス人を黙らせる為もあったが)ずっと弾いててくれと頼んだ。彼は間違える度に、う~ん練習が必要だとつぶやき続けていた。
列車は禁煙で、二人ともぜんっぜん余裕だよと何度もトイレに立っていた。
夕食は30ルピーで持ってきてくれる。インド人家族は美味しそうなお弁当を持ち込んでいた。
スイス人はどうだとニコニコしながら自慢のフォークで食べていた(笑)
夜も更けると背もたれを起こし シーツを敷いてベットを作る。
イギリス人は足がかなり通路にはみ出していた(笑) そんなんで楽なの?と聞くと、深夜バスとは比べ物にならない、狭いし立てないし臭いし足が伸ばせなくて辛いと。インド人は乗り物に弱く、バスでは誰かが必ず吐くそうだ。しかし、靴を脱いだ彼の足も臭かった。
インド人男性も家族の客室から戻り、私の上のベットに横になる。
起きたらもうバーラーナスィだった。急いで窓から写真を数枚撮る。
[2回]
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COMMENT
インドの車窓から~
列車が迷子になってしまう国ですから~あ、これは『ダージリン急行』のはなしだった(笑)
無題
ただ、この帰りが・・・・・!!