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アートメイクサロン“La paresseuse”の技術者 HIROMIの日記です。旅日記や、日々思ったり感じたりしている事を書いていこうと思います。どうぞ おつきあい下さいね☆ 

La Paresseuse BLOG

   
カテゴリー「旅」の記事一覧

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ラフティング

台湾人のジョンとユアン夫婦が 一緒にラフティングやらないか?と声をかけてきた。
特に頭に無かったのだが、日曜日は暇だからいいよと答えた。ヨガティーチャーにラフティング出来る知り合いがいるというので、人数を集めたいらしい。8人乗りボートなので、人数が多いほど安く上がる。今6人集まったから、あと2人欲しいと言うので サブリナを誘う。サブリナは思いの外ノリノリだったので少し驚いた。どう見てもインドアっぽかったからだ。ジョンが上手く600ルピーで オーガナイズしてくれて当日朝8:00集合となった。外で朝ご飯を食べる。
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右から ジョアン、テリー後姿、サブリナの横顔。屋台にて。

食事が終わると リクシャー乗り場でヨガティーチャーと待ち合わせる。みんなで乗り合いリクシャーでラクシュマンジューラーまで移動してラフティングオフィスに寄り、書類にサインする。トイレに行きたかったんだが、トイレは無いから裏で用を足してくれと言われる。丁度いい藪を探しに裏に回るとニワトリがいた。インドの卵は白い。黄身が白っぽいのだ。だからオムレツがクレープみたいだ。
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インストラクターに会った。挨拶もそこそこに、狭いけど乗ってくれとジープの荷台に詰め込まれた。私のワクワク虫が騒ぎ出す。ヘルメットの束を抱え込んで隅っこに小さくなって乗り込んだ。ジョンと2人で超テンション上がり、喋る喋る!それにしてもジョンでかすぎ。みんな、あ、腰が!とか あ、足が!とか言いながら動ける空間を使い 楽な姿勢を探す。
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車でガンガー上流へ。左上からテリー、ユアン、私、ジョンのおでこ、サブリナ、ジョアン。

上流のポイントに着くと車を止め、急な坂を降りる。トラックルーフに括り付けていたボートを下ろしインストラクターと運転手が担いで降りた。

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水に浮かべ乗り込む前に写真撮影!
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左上から、リナ、マイ、サブリナ、ユアン、ジョン、ジョアン。
これから旅立つ宇宙飛行士の様な気合を見せる私とテリー。

嬉々としながらライドオン!!インストラクターが簡単に座り方、オールの持ち方漕ぎ方などを説明。でかいジョンは前に座るように指示される。大丈夫か?前から沈まないか?と笑いながら出発。落ちない様につま先をボート内に引っ掛け、左右に別れてインストラクターの指示に従い漕ぐ。私の前席はサブリナだった。ダメだ・・・。力が無い。彼女のオールは水面を軽くなでる程度で、リズムが皆と合わないので私のオールとガンガンぶつかる。インストラクターは私と彼女の席を取り替えた。リナに期待されてるねと言われ、つい頑張ってしまう。

川はそんなにラフ、でもなかった。でもやっぱりポイントに差し掛かるとみんな大興奮で水の動きに負けないようオールを動かす!でも、サブリナはマジで怖がっていた。ポイントとポイントの間に穏やかな流れの所があって、飛び込みたくてしょうがなかったので インストラクターに 泳ぎたい、いい?いい?と聞くと もちろん!ゴー!と突き落とされた。ひょえ~~!つめたーい!気持ちいい~~! ガンジス川はヒマラヤの雪解け水なのだ。外は40℃近い。しかし 水は20℃前後だと推測する。私につられ、テリーが飛び込む。そしてみんな次々と落とされる。サブリナは可哀想に、落とされてマジでパニックになってボートに掴まりバタバタしていた。インストラクターが彼女をすぐ引き上げた。

しばらく泳ぎ、みんなボートに上がる。濡れた服が冷たくてみんな震えだす。しかし日差しは熱く肌を刺し、暑いと寒いを同時に体験する。私達の他にも沢山ボートがいて、すれ違いにお互い顔を見合わせながら近づいていく。敵が、NO,WARRRRR!!! と叫び、両方一斉にオールで水を掛け合う。あ~面白かった!!

途中の休憩所で マギーのインスタント焼きそばを焼いてたので買って食べる。ここでは焼きそばもカレー味だった。ボートはそのあとも幾つかポイントを通過し ラクシュマンジューラーに着いた。そこでボートを降り、道具を返して帰途に着く。
みんなお腹が空いてたので テリーの知っているオーガニックレストランに行った。テリーはここで開催している料理教室に通っていたのだ。このレストランは イギリス人とインド人のカップルが始めたお店で、周りが小さいコミュニティになっていて、庭先で完全オーガニック野菜を作って出している。コミュニティでは孤児救済プログラムを運営している。ゆったりとした低いソファーに低いテーブル。ビートルズかぶれのお洒落な白人ばっかりだった。ご飯を食べるだけじゃなく 本を読む人、瞑想する人もいた。彼らはラマナ・マハリシの信奉者らしく、敷地内に彼の石碑が建っていた。彼の本が沢山あって、私もファンなので嬉しかった。

テリーはミャンマーでWFPの仕事をしていた。そこでインド人の恋人が出来たのだが、任務が終わり彼と別れてインドをゆっくり旅してからカナダの大学に戻り 博士号を取るつもりだそうだ。別れたと言っても関係が終わった訳ではなくネットカフェでチャットばかりしていた。カフェから戻るといつもニコニコしてたので冷やかして遊んだ。彼女は結構ストイックな健康・食事管理をしていた。外で煙草を吸ってたら彼女に見つかってしまい なんとそれから仲良くなったのだった。
もう多分彼とは会えないと思う、そろそろ子供が欲しいから食べ物に気を使ってるんだ、身体の準備してるんだね、うん、そう。相手は?さあ、今のこの彼じゃないと思うけど・・・どうかな、好きになったら誰でもいいんだけどさ、そりゃそうだ(笑)なんて会話をした。
 

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ニケタンでの日々

リシケシュはガンジス川の上流にあたり、ここから24km下るとハリドワールがある。
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滞在したアシュラムは少し高台にあり、インドの喧騒から離れた静かな環境だった。
1日のプログラムは下記の通り。

4:30 起床
5:00 瞑想(1H)
6:30 ヨガ(1H)
8:15 朝食
12:00 昼食
15:15 レクチャー(45MN)
16:00 ティータイム
17:00 ヨガ(1H)
18:00 瞑想(1H)
19:00 夕食

ヨガも瞑想も食事も義務ではなく、好きなだけ外に出て良い。外で食べたいならいくらでも外で食べられる。ただ夜には門限があり22時には門の鍵が閉まってしまうので気を付けなければならない。しかし、ここリシケシュ(ハリドワールも)はヨガの聖地の為 町ごとベジタリアンで お酒はどこにも無い。
ので、夜遊びする所も無く真っ直ぐ帰るしかないので締め出される事は無かった。煙草だけは買えた。しかしアシュラム内は禁煙。
ここの長期滞在により、帰国後 牛肉が食べられなくお酒も一杯くらいしか飲めなくなってしまったのだった・・・。日曜日は全てのレッスンお休み。暑さと移動に疲れていたので ゆっくりするには持ってこいの環境だった。食事の心配をすることも無く、良く寝た。ヨガは気温が高いと身体が良く曲がる。先生はみんな若い男性で体操の先生風。のちにみんな友達になってしまうんだが。瞑想とレクチャーの先生、スワミは別だった。
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犬と戯れるスワミ


瞑想とレクチャーは面白かった。ヨガより真面目に瞑想に出た。
レクチャーはスワミに自由に質問したり、ヨーガについて教えてもらう時間だ。ヨガはいつも混んでるのだがレクチャーは少ない。スワミと2人だけの時間もあった。瞑想室は特別な空間で、何故か座って瞑想を始めると 身体がゆっくりグルグル回ったり、縦横に揺れてしまう。多分磁場か何かの影響じゃないかな~と思ったんだけど。スワミに聞いたら、それは身体が軽くなってきてるからだと言われた。その場に居合わせたインド人男2人組が、そのうち君は宙に浮かぶ事ができる様になるよ、と言う。それは嫌だよ、それだけは避けたい、と答えたが 何日か後、私は単に2人にからかわれていたんだと解った。
あと瞑想中に、夢の様なビジョンもあった。サル人間が出てきて古い皮のバッグから羊皮紙のような、パピルスのような紙の束を取り出し私にくれるのだ。これ何?と聞くと笑って消えてしまった。横にもう1人隣に白い人が座っていたので 彼に聞いたら「ギータ」といって消えてしまった。その後、街を歩いたらヒンドゥにサルの神様がいる事に気付いた。ハヌマンだ。これをカナダ人のテリーに話したらすごく興味を持っていた。もちろん、帰ってきてすぐバガバット・ギータを読んだ事は言うまでもない。

リシケシュはデリーやアーグラーと比べると少し涼しいのだが 二泊したところで部屋を変えてもらう。上はやっぱり暑くて昼寝は無理だった。隣に中国人の女の子が入った。名前はサブリナ。名前は?って聞いたらサブリナって呼んでと言われたから。ライターだという。何を書いてるの?ラブストーリー。確かに、いつもピンクの服でラブリー。日焼けをとても気にしていつもピンクのサンバイザーを付けてた。中国人ツーリストはいるにはいるが 女子の一人旅は少ない。日本人では、世界一周旅行中のリナ、リナに会いに来たマイ、クンブメーラを一緒に旅した美佳、なんか元気なヨシ、オーストラリア人とアジア人(国籍忘れた)のハーフのレベッカ、アメリカ育ちの台湾人お医者様ジョンと韓国人の妻ユワン、カナダ人のテリー、韓国人のジャスミンとジョアンと仲良くなった。
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 レベッカ

チョティワラというレストランの前で。
チョティワラというキャラに扮した客引きおっさんと、ヨシと美佳。
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ここに滞在する人達はパッカーが多い。しかし、クンブメーラ祭の為、ヨガを学ぶインド人や外国人も滞在していた。最低12日の滞在だが もっといたければ何日延泊してもよい。私の滞在中 来る人もいれば出て行く人もいた。スタッフとも仲良くなった。
食事を準備してくれるおじさんで、なんとシャンティさんがいた!私は「シャンティ」という名をHNとして良く使ったいる。 とても気のいい人で いつも、もっとクッキーくれとか、バナナくれとか甘えさせてもらった。年上だと思ってたが またもや年下だった。
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 左がシャンティ。

彼らは住み込みで働いている。家族と遠くはなれ、電話は10日に一度位しか出来ない。家族の話をすると寂しそうだが、愚痴は言わない。お給料はヨガの先生で月3000ルピーだそう。シャンティ達はもっと少ない。服はいつもボロで部屋も狭い。でも夜は建物の上に古いマットレスを敷き アシュラムで飼っている犬達とみんなで星空の下に眠る。部屋の中で眠るより、彼らの方がずっと素敵だな~と思った。
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白い建物の屋上が彼らの寝室。
 

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最初のすれ違い

訂正です。アーグラーで乗ったのは、ハリドワール行きのバスでした。
リシケシュ直行バスは無いのです。すみません。

ハリドワール行きのバスは 結局9時過ぎに出発した。
後方座席の上に 棚のように寝台がある。右側はシングル、左がダブル。
日本人の彼女は勇敢にも座席だった。ショートヘアで 自分の事を「自分は、」と話す体育会系女子。かなりツワモノパッカーと見る。道中は隣の寝台のインド人カップルが窓を開けっ放しで寝て、風が私に直に当たって寒かった。体を壊しちゃいけないと思い 持ってる服全て着込む。それでも寒かった。

バスの本体はボロだが エンジンは全く問題なかった。
道が悪いので身体がボンボン跳ねる。落ちないように窓にくっつくようにして寝る。途中で何回かトイレタイムがあった。男性も女性も原っぱで座り込んで用を足す。全くサリーは優れものである。女性はそのまま座り込めば 隠れなくても秘密裏に済んでしまうのだ。男性は膝を折り腿を上半身にくっつけて座り 上手に隠しながら用を足す。

無事、ハリドワールに着く。ハリドワールでは今年2月から12年に1度のクンブメーラ大祭が3ヶ月半に渡り行われている。この時期ハリドワールでGHを取るのは難しく、そのまま日本人の女の子とリシケシュ行きのバスを待つ。が、どこにそのバスが来るのか全く分からない。バス停はただの広場となっており、どこにどこ行きのバスが発着するのか 全く分からない。インド人に聞きまくったが、ノー、リシケシュ、という返事しか返ってこない。パッカーに聞くと、彼はリシケシュから着いた所で、これから他に向かうそう。バスから降りたのは400M先の別のバス停だったから多分リシケシュ行きはそっちじゃないかと教えてくれる。早速二人でそちらに向かう。リシケシュ行きならここで待て、といわれた所に屋台があったので チャイを飲みながらバスを待つ。

リシケシュ行きは道路閉鎖でバスは出ないから、そのまま待てと言われ、いつの間にか2時間くらい経っている。じりじりと気温が上がってくる。ついに「リシケーシュ!」と叫ぶおじさんが現れ、急いで荷物を担ぎ乗り込み 席を確保すると、運転手がリシケシュには行かないよ言う。降りて周りを見回してるとまた、リシケーシュと叫ぶ運転手の声が!そのバスに急いで乗り込もうとするが、目の前でドアを閉められる。どうしよう~とそのバスの反対側に回り込むと窓際に座っていたツーリスト達と目が合う。それ、リシケシュ行きよね!?乗りたいんだけどドア閉められた~、何やってんの!もっと粘らなきゃダメよ、乗らなきゃ行けないわよ!!と力強く手招きした。慌ててバス前に回り、運転手に必死で ドアを開けてと催促したら開けてくれた。乗れた~~~!窓際のツーリストと目配せする。ありがとう!なんとか乗れたよ。どう致しまして。道路はメチャメチャ混んでて 道行く人達が乗せてくれとドアをバンバン叩く。普段なら止まって乗せるのだが、今回は無理!1時間で着く所が2時間かかってやっと着いた。
リシケシュのバス停からは 乗り合いリクシャーでラーム・ジューラー橋まで行く。日本人の彼女はラクシュマン・ジューラー橋に泊まるというのでここでお別れした。

私はヨーガニケタンというアシュラムに泊まる事にしていた。ここは食事つき、ヨガレッスン・瞑想クラス付きで一泊600ルピーだ。最低12日泊まらなければならないが、クンブ・メーラ大祭の日まで時間があったのでバッチリだった。
e2743341.jpega36bdd2d.jpg部屋










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スタッフが私の部屋の隣に日本人が泊まってるよと教えてくれる。翌朝 年上の日本人女性二人に出会う。それぞれ一人旅で、隣部屋の人は Zさんといってヨガの先生だった。インドカラーが良く似合う長い髪の細い女性。元気溌剌で、リシケシュに20代のBFがいる。しかし、真面目で几帳面なご主人と 成人した子供二人の家庭持ちだそう。彼女の元気の源はBFの様だった。 すごい元気パワーで ありがたく彼女の元気を頂きました。
もう一人は恵美子さん。バツイチのキャリアウーマンで、もう引退されたそう。上品な、学校の先生の様な印象で美しい女性。彼女の年齢でインドにバックパックで来るのは珍しいと言うと、若い頃 旅が好きで色んな国に良く旅していたそうで インドにも何度も来ているのだそう。だよね~、勇気を頂きました。

ひと目惚れしたシヴァ神さま。
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彼女達によると、なんと昨日ダライラマがすぐ近くに来ていたそうだ。
交通規制は彼のせいだった。
彼との最初のすれ違い。
 

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腹を括った日

アーグラー滞在は インド滞在の中でも一番バタバタした1日だった。
何しろ暑いし、タージマハルだけ見てさっさと北に向かいたかった。

駅について、早速デリー経由でリシケシュへ向かう電車のチケットを取ろうとチケットオフィスに出向く。インド人が群がって来て、あーでもないこーでもないと話しかけてくる。ほっといてくれとも思うが有益な情報も得られるのは確かで、その間合いが難しい。

チケットはWL(ウェイティングリスト)しかなくて諦める。
リシケシュはクンブメーラ祭にインド中から人が向かうので 一番安い電車は込んでるとの事。私を掴んだインド人ガイドのアキールが、リシケシュに行きたいなら直通のバスがあるよと教えてくれる。バスチケットは乗り場に行って直接買うか旅行会社に行くしかない。乗り場は遠くて席が無いケースもある為、アキールに連れて行ってもらうのが一番楽な方法だった。ついでにタジマハールにも連れて行ってもらう事にする。荷物もあるし。ぼられるのは嫌なので先に料金交渉した。
彼は急に神妙な顔をして、もう僕達は友達だけど これも一応ビジネスだし・・・なんて言い、1日拘束で600ルピーと言われた。500にしてくれと交渉したら、それはボスに払う値段なんだ、100が僕の取り分さ、というので迷ったがOKする。早速荷物をボスのオフィスに預けに向かう。ボスはMAYAという名のGHとレストランの経営者だった。荷物を預けて さあ旅行会社に連れて行ってくれるのかと思ったが、まだ時間が早いから開いてないと言って床屋に寄った。なんで床屋?と思ったが彼はひげを剃りたかったのだ。面白かったのでOKした。通りに面にした3坪程度の床屋に子供が3人テレビを見ていた。アキールは椅子に座り15、6歳の子供がシェービングクリームをぬり始めた。写真を撮ってもいいかと聞くと、アキールは僕はモスリムだから撮らないでくれ、と掌を上げた。そんな戒律あったか?
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旅行会社には日本語ペラペラのお洒落なインド人がいた。いい人そうだった。夜行バスのチケットを確保し タジマハールの裏側、ヤムナ川にあるマターブバーグに行く。黒いタジマハールの建設を予定していたとされている場所で今は国立公園になっている。
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公園の中に甘い木の実をつけた木があった。アキールは朝ご飯食べてないんだと木の実をむしゃむしゃ食っていた。油断している所を隠し撮り。
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公園の横にあったセクトの教祖像。食いだおれかと思った。
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ボスのレストランで昼食を取る。アキールが悪いが500だけ今払ってくれないか?ボスにいま払わないといけないんだと言われ、500渡す。午後にタジマハールに入る。入場料が高かった。インド考古学局に払うお金が足されているからだ。入り口には長ーい列。そこで内部をガイドするよとインド人が声をかけてくる。僕と入れば列になんか並ばんでいい、すぐ入れるんだ 何時間も並ぶよ、と。断って一番後ろに並ぶ。良く見ると列は2つ。レディスは別なのだ。そっちに移ると、外国人はこっちと手招きされる。ガイドを一瞥する。すぐ入れた。そりゃそうだ。現地人の何倍もの値段を払ってるんだもの。手荷物検査をしていた時に隣にいた女の子と母親に「暑いね。」と覚えたてのヒンディで声を掛けた。二人とも美人だった。中に入るとタジマハールがこちらを見ていた。
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モスク
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暑い暑い暑い。白い大理石は光を跳ね返して暑い!
中は若干涼しかったが・・・・やっぱ暑いっ。
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白いぽこぽこが一杯入る。

タジマハールの外で暑さにフラフラして座っていたら さっきの美人家族が一緒に写真を撮ってくれというので撮ってもらった。ついでに私のカメラでも撮ってもらう。
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娘は写真よりずっと美人。横顔が美しいのだ。

MAYAに戻り ボスであるオーナーと話しこむ。チャイとおやつを頂きシャワーを浴びさせてくれとお願いしたら快くOKしてくれた。オーナーの私部屋で あまりにもプライベート空間なので少し躊躇したが、鍵もあるしゆっくり暖かいシャワーを浴びる。少し休み、また彼と話をする。おじさんだと思ってたが年下だった。良く見ると目の色がとても薄くグリーンがかっていて、とてもセクシーだった。目で口説かれていた。独身でビジネスは上手くいってるが、結婚する気は無いんだよと、ここに泊まっていけばいいじゃないかという。部屋はいくらなの?と聞くと要らないって。でも私は前回も旅の途中で失敗してるからと断ると うーん仕方ない そうか、と解ってくれた。
アキールはその間アメリカ人家族をどこかに連れてっていた。他のバイトだ。彼が戻ってきて、少し外に行こうと言った。土産物屋に行かないかと誘われ、私は怒った。土産を買うために来たんじゃないって言ったよね、何も買わないよ、それでいいならと付き合ってあげる。
彼は、全く君は凄いよ、強い女性だ、それにあのオーナーとあんなに親密に話すなんて。僕のグルに会わないか?彼は英語が上手でアメリカやフランスでも公演に呼ばれる凄い人なんだ。彼がアーグラーに来るから彼と一緒にリシケシュに行けばいいよ、彼もクンブメーラに行くんだ。ガソリン代だけでOKだよ、これから夜彼を迎えに行くんだ、ととんでもない提案をされる。
グルには惹かれたが、知らない人とそんな旅はごめんだ。それにチケット買っちゃったじゃないか! ハッと気付く。ねえ、時間何時だったっけ? 9:30だよ。大丈夫、バス停まで30分、時間あるとアキール。控えを見ると8:30じゃないか!もう7:30だった。急いで旅行代理店に向かう。なんとバス乗り場はアキールの言ってた所じゃなかった! リクシャーで1時間はかかると。代理店の彼は 急いでね、もう時間だよだって。
アキールは困った顔して、どうしよう、グルを迎えに行かなければならないんだ、いいじゃないか僕のグルと行けばいい。え~!?私はバスに910ルピーも払ってんのよ!無駄にしろって言うの!?とにかくバス停に行って!バスに間に合わなかったら考えるから。早く!急いで急いで! アキールの顔に焦りが見えた。エンジンをフル回転して飛ばす。
くそっ、ちゃんと確認しとくんだった!

しかし、こんな事ってあるんだろうか?赤信号でエンストしてしまう。
エンジンがかからない。脇に寄せて一生懸命エンジンをかけようとする。かからない。
アキール!もう8時だよ、何やってんのよ!と叱り飛ばす。分かった、間に合わなかったら君は僕のグルと行けばいい、これから僕は彼を迎えに駅に行くから。え゛ー? 駅で僕が変わりのリクシャーを探して乗せてあげる。はぁー?と言ってるうちにエンジンがかかった!飛ばせ飛ばせーっ!!夜の風に吹かれながら、ダメだったらしょうがないと腹を括った。
駅は込んでいた。アキールは周りのリクシャー達に片っ端から声をかけた。若い男の子が僕が行くと言ってくれた様だ。アキールは8:30のバスに間に合わなかったら私をここに連れて戻ってくれと彼に頼んだ。荷物と一緒にリクシャーを乗り換え、ぶっ飛ばしてもらった。彼の運転は上手かった。映画TAXIの冒頭シーンみたいだった。かっこよくて気持ちいい~~。
しかし、また暫くして渋滞にはまった。交通規制の様だ。
私はまた 何してんのぉ!もう8:25分、急がないと乗り遅れる~っ!て叫び続けた。人が集まってきたが 誰も英語が分からなかった。5分止まって動き始めた。バス停はすぐそばだった。着いたのは35分。若いリクシャーワーラーに70ルピー払い、彼の腕に10足してやった。ここで待っててと頼み、バスを探しに走る。あった!すごいボロバス。まだ誰も乗ってない。外に立っていた人に確認、間違いなかった。もう40分過ぎていた。日本人の女の子に会う。まだトイレに行く時間はあるというのでトイレに駆け込む。夕食にスナックを買い無事乗車。
あ~良かったぁ。。。。

あ、アキールの取り分 100ルピー払い忘れた。

バスが動き始めると車掌さんがカチャカチャと料金レシートを打って渡してくれた。
“スリーパー 350ルピー”

旅行会社に560ルピーもぼられた・・・・。
 

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文化比較

S君が発ち、私は320ルピーのシングルに移った。
初めて洗濯をした。バケツに水を溜め 石鹸をこすりつけ足でジャボジャボ踏む。インドの服はなんでこんなに色落ちするんだ?水彩絵の具の筆を洗う水バケツを思い出した。青と黄色で緑~とか、白と赤で苺ミルク~とかやったもんだ。しかしインドの服は乾きが早い。

暑いので北に行こうか迷った挙句、次はタジマハルだけ見て北へ向かう事にした。旅行会社でアーグラー行きの夜行列車の手配をしてもらう。今回は3B。出発までまたフラフラする。竹笛売りに出会い、竹笛を見せてもらった。中々音が出ない。同じGHにいたスイス人女性が来て 一緒に吹きまくる。昨夜は彼女と夕食を一緒に取った。彼女はブティックを持っていて、永く付き合った人と別れたばかりだそうだ。フランス人女性が営むボランティアグループに入り、2週間滞在して その後3泊このGHを手配してもらったそう。私の払った料金を聞いて、信じられないっと固まっていた。これからまた2週間インドを楽しむ予定で リシケシュでまた会うかもね~と話した。

竹笛を一本手に入れた。インド人が竹笛を買ったのか?と声をかけてきてチャイをご馳走してくれた。そうだよ、音が出るようになったんだとしばらく吹いてみせると もういいと言われた。

GHを発つ時、お世話になったレセプションのおじさんが出てきて 私の両手を取り、真剣に目をじっと見つめた。なんだなんだと見つめ返していると おもむろに手を上下に振り始めた。まるでやっせっせ~だ。5分ぐらい見つめ合いながら やっせっせ~を続けた。彼の目は落ち着いていてとても奥深い いい目だった。魂のふれあいって言うんだろうか、静かで心地よい5分だった。最後に君の幸せと旅の安全を望んでいると言ってくれて心から感謝した。

駅までのリクシャーはトロトロしてた上、道が工事中でアスファルトがひっくり返っていた為 途中で降ろされ歩かされたりした。出発時間が近付いてたので焦ったが間に合った。ホームで若い日本人男子5人に会った。インド人ガイドを付けていて彼らと一緒に列車を待った。結局2時間遅れ、直前にホームが変わってバックパックを背負いながら階段を走った。アナウンスはヒンドゥなので彼らと会ってなかったら乗り過ごしてた所だった。彼らはもちろん2Bだったので乗車時に別れる。
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同じコンパートメントにオランダ人の若いカップルがいた。どこかのガートで見かけた二人だった。二人とも美男美女なのに なんか沈んでいて、彼女は苦しそうにさえ見えた。他にはインド人の家族5人、父・母・小さい息子におばあちゃん。ベットは3段3段に通路側に2段あるので8人。ひと通り挨拶して列車が動き始める。

インド人お父さんがインドはどうだ?と聞いてきた。インドは好きよ、色んな言葉の色んな人達が混ざっててとっても面白い、と答えた。オランダ人男子は 僕達もインドは好きだよと言いながら紳士的にではあったが 細かい疑問を投げかけ、議論が始まってしまった。ヨーロッパインテリ特有のへりくだった相手批判だ。ジェンダーから始まり、宗教、結婚や家族のあり方、身分差別にまで触れていった。私は途中で何もいう事が無くなって抜けた。比較する事自体が間違ってるもの。

オランダ人の彼は 父親が大工で、自分は大学院でソーシャルワークを勉強している。両親は離婚しているが同居していて、母は父の友人と再婚し小さい兄弟とみんなで同居しているそうだ。親が大工でも(ああ、キリスト的優越感!)子供は望めばいくらでも教育を受けることが出来る自由があり 好きな職業に就ける。あなた達は出来ないでしょう、と批判する。
インド人は興奮して(もちろん紳士的に)それは違う、私達も職業は何でも選べるんだ(公的にはね)。そしてヨーロッパの家族のあり方を批判し返す。そんなの家族じゃないじゃないか、君はかわいそうだ、と。オランダ人は いや僕は幸せだよと、“愛”と“自由”という武器を使う。親が離婚しても二人とも僕を愛してくれているし、家族とは愛で繋がっているものだ、形じゃない。逆にあなた達のように 親、家族が決めた相手と一生を共にする事は難しくないのか?それは足かせにならないのか、生活に問題はないのか?相手を愛せるのか?と聞く。全く問題ない、とインド人。なぜなら同じ習慣、同じ経済レベルの家族から相手を選ぶからで、もちろん妻を 家族を愛している、と。君達にとって家族とはなんだ?と、歳を取ったらどうするんだ?と聞く。(ソ-シャルワークだもんな・・・。)
オランダ人は これはあくまでもお互いの文化の単純比較であって相手を批判する為の話し合いじゃないんです、そうでしょ?という。インド人は まぁそうだ、と受け入れる。そこでオランダ人彼女が 教育について口を出し始める。教育がいかに大事か、教育によって社会がいかに変わるかをトクトクと話す。彼はそんな彼女を愛おしそうに気遣う。
そこからがまた延々と長かった。差別については捉え方が全く違っていてまるで水と油だ。
インド人お母さんは英語が解らないのか、解らない振りをしてるだけなのか、女が口を出すことは宜しくないからか、一言も口を出さなかった。

早々とベットに上がり、彼らの話を聞いていたが 理解するという事は受け入れる事とは違うんだな~と思った。
この中で幸せなのは子供だけだ~。

彼らはこの話題以外は 仲良く親密そうにしていた。
それがとても嘘っぽくて diplomatic でいやらしく感じた。
 

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プロフィール

HN:
HIROMI
HP:
性別:
女性
職業:
自営業
趣味:
自己紹介:
早稲田にてアートメイクサロンをしています。出張もするよ~♪興味があったらご連絡ください。バックパックの旅が大好き。息子達を放ってふらっと旅に出ます。ふふふ。

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