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アートメイクサロン“La paresseuse”の技術者 HIROMIの日記です。旅日記や、日々思ったり感じたりしている事を書いていこうと思います。どうぞ おつきあい下さいね☆ 

La Paresseuse BLOG

   

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こんなメイクはいかが?

かっこいい~。
最初、こんなやり方!!!とびっくりしたけど。
最後のラインは 一体何?って思った。
徹底的に違う顔のストラクチュア。。。
メイクと言うより お絵描きみたい。
私もやってみた。が、無理!こうはならないよぉ。





同じ子の別バージョン。グランジ。
このメイクが一番好き。それにしても美しい瞳です。




美人だなぁ~! 80年代メイク
気になるのは HAKUHOUDOU メイクブラシ。




同じ子とは思えない。かわいい。

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インドの映画

はじめてインドの地を踏んだ1ヶ月前、あれから比べると遥かに気持ちが楽になっていた。もうここは知った土地になっているのだ。同時にドキドキワクワクが小さくなっていた。
シンガポール行き飛行機は夜11時発。まだまだ時間があった。空港までのタクシーの手配をフロントに頼みに行く。市内バスなら20ルピーで済むのだが、夜なので頼んでしまった方が得策。

知った土地だが、知らない土地。訪れていない場所は沢山あった。しかし暑いし あまり興味が湧かなかった。結局、マッサージやショッピングの誘いを断って コンノートプレイスに向かう。エアコンの効いた映画館に行く事にしたのだ。インドの映画館は朝が遅い。初回上映11時。残念ながら見たい映画が無かった。正確には見たいと思うような映画が上映されていなかったのだ。それでもさすが、映画産業が盛んな国だなぁ~。映画館は新しく清潔で素晴らしい。
11時からは「SPOOK」というインドのホラー映画だった。それもシリーズ物で「SPOOK」の後に「Ⅱ」が付いてた。地図をみると 近くに何件か映画館があったので他もチェックしに行った。うそだ!3件ともSPOOKⅡだった。これしかないならしょうがないなぁ・・・。街を歩いていると 常に話しかけてくるインド人がいるので 彼らの知恵を借りて安くていいと言う映画館に案内してもらった。でも、油断すると彼らの分もチケットを買わされそうになるので要注意である。まあ、買ってあげたとしても 暗闇で何をされるか分かったもんじゃない。実際、映画館は若いカップルのいちゃつき場の様だ。

館内にもカーストのせいかクラスがあり 前方の席が一番安く、後方に行くにつれて高くなる。なんと2階席にはオペラハウスみたいに個室もあるのだ。勿論、裕福なカップルはこちらを利用する。中はプライベート空間となるのだ。一般的なインドのモラル感覚は フランスやアメリカよりずっとずっと日本よりである。いや、日本より保守的だと言っても良い。私はそこに逆に好感をもった。東京にいると 街中のキス?もっとやれ~!って思っちゃう私だが、インドの男性が 内なる欲望を抑えながら、クールに紳士的に女性をアシストするのがとても美しいと思った。 まあ それも個室までだろうけど・・・。そこが良い!

11時近くなると、入り口に人が並ぶ。女性は専用の列に優先されるので ほぼ待たなくて良い。荷物チェックを受け、中に入る。入り口のドアに小さい懐中電灯を持ったおじいさんがいて、チケットを見せると席に案内してくれる。私の席は入り口に近い通路側の席だった。少しすると、私の膝の前をやんちゃな格好をしたインド人兄ちゃんがまたいですぐ隣に座った。席は混んでるわけではない。うっわ、ちょっとやだな~と思いながら 始まったらどこかに移ろうと映画を待つ。そしたらさっきのおじいさんが近づいて来て、彼にチケットを見せろと言い お前の席はあっちだと5・6席おいた先に座らせてくれた。私はホッとしておじいさんを見ると 彼は私に軽く頷いてくれた。粋だ。THANK YOU!
後でチケットを見ると 席番号を表す字はどこにも見あたらなかった。 

まず、映画予告が始まる。外でインド人が言っていたセクシーな映画の予告だった。女性の服は少々セクシーだが、日本のキャバ嬢程度。内容も全然セクシーじゃない。むしろ、バイオレンス。確かにテレビを見ていても インドのドラマはキス止まりでセックスシーンは皆無である。

映画のストーリーは 幸せな家族がメイドを連れてバカンスに山の別荘へ来る。
緑の奥に邪悪なスピリットを感じ、まず森で西洋人形を拾った子供がおかしくなる。次に奥さんがおかしくなり、次々と人を殺していく。ヒンドゥの霊媒師も変死して、最後は奥さんが夫の手に落ち 息を引き取る手前で悪霊から開放されるというありがちなホラー。人形はチャイルドプレイのチャックを思い出させるが、霊媒のあたりはインドらしい。やっぱり観客を驚かせる演出が沢山あって、その度に大驚愕するインド人が超~面白かった。だって本当に、席を立っちゃうくらいビックリしてるんだもん。

途中、休憩が入るのも面白い。映画自体は3時間弱と長いので、トイレ休憩が入るのだ。スナックを食べる人も多いので 休憩後はガサガサとうるさい。カレーの香りがするのはスナックもカレー味だからなのだ。映画が終わると最後にリッチな食事をした。重くてオイリーで胃に負担がかかり気持ち悪くなった。

あっという間に出発の時間になり ゲストハウスに戻りお世話になった恋愛に悩むインド人に挨拶する。タクシーは大きな白人男性ビジネスマンと相乗りだった。彼はヨーロッパに帰るそうだ。例のエイヤフィルトラヨークトル火山噴火でインドに何日も足止めされていたそう。お金が続かないので安いメインバザールのゲストハウスに泊まっていたのだそう。今夜も飛べるかどうか分からないと言う。夜とはいえ、車の中は暑かった。風があったから耐えられたが この運転手エアコンつけてくれないんだもん。ビジネスマンのシャツは脇汗が凄かった。

空港内に入ったら、明るくて涼しくて 一気に現代文明を自覚した。
ルピーが使えない免税店をひと回りしてから、シンガポールに向かう飛行機に乗った。
さよならインド。また来るよ~!!今度は南を回るぞ~!!
 

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デリー再び

首の高さ一杯に掛けられた何枚もの白いスカーフを 一枚一枚畳んでビニール袋に入れる。隣では若いインド人が相変わらず声を上げて笑っている。私の中の“しんみり”が、彼の底明るさに負けてしまい、つい笑ってしまった。もう!インド人っ!

空調は最適で揺れも少なく完璧。一息つくと寝る体勢に入る。乗車人数も少なく、すぐ眠ってしまった。明け方、突然ブワンッという大きな音で目が覚めた。なになに? 意識の焦点が合わない。あれ?外が動いてない。バスは路肩に止まっていた。車内が静かにワサワサしてドアが開いた。外から人が顔を出してヒンディで運転手と何やら話し、インド人が降り始めた。まだボケた頭で 何?どうしたの?と周りに聞くと パンクしたから降りるよ。降りてどうすんのよ?ハイウェイのど真ん中じゃない、危ないよ! 代わりのバスが後ろにいるんだ、乗り換えるよ!うっそ、マジで・・・・!?
これ、確か 一番高いVOLVOのデラックスバスじゃなかった?

降りて、バスの腹の荷物室から自分のバックパックを引きずり出す。これ私の?と見紛う程 真っ白に汚れたバックパックを背負い、言われるまま乗り換える。すぐ横を高速車がビュンビュン通り過ぎる!危ないっ!乗り換えたバスはランクがひとつ下がって シートがぼろだった。さっきのバスにはいなかった人達がぐうぐう寝ていた。
バスチケットを買う際、私はこのバスに乗りたかったのだった。安くてそこそこ快適だからだ。チケット売り場のおっさんは 席が一杯だって言っていた!VOLVOはいいぞ~、スーパーデラックスだからっていう甘い言葉に負けたのだった。もうインド最後だからなぁ~、奮発するかって。くっそ~!こんなに席空いてるじゃんか。ここでもまんまと騙されていたのだった。
しかし・・・・早朝すぎる。怒りが眠気に押さえつけられてしまう。文句を言っても置いて行かれるのは嫌だし、とにかく眠りたかった。

それから約1時間後、バスはオールドデリーに着いた。
最後の最後で急に汚れたバックパックを担ぐと すぐさまリクシャーワーラーが寄って来る。どこ行くんだ?ニューデリー。300ルピー。無理! そんなやり取りをしながら歩く。すれ違うリクシャーたちが次々声を掛けてくる。300から250、250から200、150、130まで下がった。でも頑張って地下鉄の駅まで行けば30ルピー位で行けるのだ。もう少し頑張って場所を変えると 乗り合いで100で行ってくれるリクシャーを見つけた。ほっ。

一緒に乗ったのはビジネスマン風の若い男性。彼にメインバザールはどこから始まるのか聞いたら、知らないと言った。その一言には知りたくもないっていう軽蔑の感じが含まれていた。確かに貧しい所だけど 別にいい。
ニューデリー駅に着いて降りた時、彼は運賃を80しか払っていなかった。私は、100ルピーを喜んで払いますよとビジネスマンとリクシャーワーラーに言った。そんな事言う必要は全く無かったんだけど、ついね。
駅からメインバザールに入っていくと アスファルトがひっくり返っていた。通れたもんじゃない。端っこを歩いていくしかない。30cm位の塊が山になって転がっている。車はもちろん入れない。山あり谷ありの道を人間と牛が歩く。チャイ屋やジュース屋も商売道具のリヤカーをガッチャンガッチャンさせて通る。滅茶苦茶だ。
道端に腰掛けて、頑張っていたチャイ屋さんのチャイを一杯飲む。
隣に座っていたタバコ屋さんのタバコ。
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前に泊まった所にチェックインする。約1ヵ月前より200ルピー安くなっていた。ハイシーズンは終わったという事だ。しかしデリーは暑い!山から来たからその違いは大きい。常に暑さと騒音と埃とインド人で息苦しい。シャワーを浴びておいしいチャイを部屋に持ってきて貰って一服する。出発は明日の夜だ。まだまだ時間がある。

近所を歩くとお祭りをやっていた。綺麗にお化粧した子供達が集まって伝統音楽を聴いていた。
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夕食に近くのレストランでベジタブルターリーを食べていたら、日本人の男の子と女の子が入ってきた。彼らはカップルではなく、旅の途中で知り合った者同士だった。同席しても良いかと言うので一緒に食事をした。彼はこの後、デリーから空路で南アメリカへ飛ぶそうで、彼女は南アメリカ経由でエジプトに飛ぶそうだ。二人とも長期旅行で色んな国を回っていた。2人ともインドに疲れ気味だった。他の国も見ているのでどうしても比べてしまう。インドはそんなに良くないなぁ~と言っていた。私も以前ヨーロッパを半年間周ったが 一つ一つの国をじっくりと見ていない為、比較して見劣りする国は今になってみると記憶が薄い。2人にどの国が一番良かった?と聞くと、彼はタイ、彼女はラオスだった。みんな同じ事を言う。

食後2人はネットカフェに行ってチケット出さなきゃと言ってた。私はそこで別れて散歩した。道端でインド人の女の子がヘナタトゥをやっていた。お祭りだからだろう、前はタトゥ屋なんて見かけなかったぞ。とってもやりたかったが、明日出発だから出来なかった。女の子に写真撮ってもいいか尋ねてから撮らせてもらった。
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下書き無しで 直接肌にへナチューブを当てて描いてゆく。図柄も素晴らしいが技術も素晴らしい。まるでケーキのデコレーションをしている様だ。そして彼女の浅黒い肌が これまたとてもなまめかしかった。
 

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出発

ダラムサラ最終日。
デリーでお金使うならここで、って思い お土産を幾つかダラムシャーラーで買った。昨日もヒマラヤクリスタルが欲しいな~と思ってブラブラしていたら、露天の手作りアクセサリーが目に入った。少しグレーがかったクリスタルが 黒い糸で編み込まれたインディアン風ネックレスだった。しばしチベット人のおじさんとやり取りして、600ルピーを400ルピーにしてもらった。おじさんはクリスタルだと言った。黒糸はパラシュートに使われている素材だとも。
しかし、日本に帰ると偽物だったと解った。本物のクリスタルは眼にかざした時、映る景色が上下が逆さになるそうです。
でも、そのおじさん、これが今日 最初で最後の売り上げだって寂しい顔してたので文句はありません。値切ってごめんよ・・・。

“HIMARAYA”っていうインドのアーユルベーダコスメブランドの、リップクリームとヘアオイルがとっても良かったので そこでお土産を買い揃えた。完璧だ!

あるお店の超カッコイイ男の子が お昼を一緒に食べないかと誘ってくれた。長髪のチベット人。エラの張った足の長いアメリカンインディアンの様な男の子。切れ長の目で日に焼けててエキゾティック!!でもゼンと約束があったので断る。
ふぇ~ん、残念。 でも今日出発だし、彼は私には若すぎる。

LOSELING GUEST HOUSEをチェックアウトし(レセプションのお坊さんも、タイプだったんだよなぁ・・・)、荷物をシンフォーの学校に預かってもらう。紹介が遅れたがシンフォーの学校の組織名は THE CHARITY OF WHITE TARA という。ゼンも今日デリーに発つ予定で 一緒に荷物を預かってもらった。ゼンの友達が働いているレストランに、さよならを言いに付き合った。そのレストランは いつも朝ご飯にドーナツとチャイを摂っていたベンチのある小路の先にあった。少し高級なチャイニーズレストランで、エスプレッソなんかがあった。外に座って喋っていると 隣にゼンの友達の先輩という子が来て座った。彼の名はチョークといって、ダラムシャーラー生まれのチベット人だった。チョークはとってもお喋りで 何でも良く知ってるインテリ君だ。IT企業で働いているそうで、ここには休暇で帰ってきたそう。彼の話が面白くて面白くて何時間も聞き入ってしまった。アジアの歴史を本当に良く知っている。チベット民族については勿論、モンゴル民族の昔話や言い伝え、韓国テレビドラマや日本の秋葉カルチャー、東南アジアの国々の成り立ちも なんでそんなに良く知ってるの?って言うくらい、アジアの事ならジャンルを問わず物知りだ。僕は単純に自分がどこから来たのか知りたいんだ、と言っていた。彼にとって アジア全体が自分の国という認識だった。いつの間にか周りにいた人達も巻き込み、彼を取り囲む形でお話会みたいになってしまった。
その中には チベット絵画の店でお喋りしたカップルもいた。結局あの店で絵を買った?ううん、チャイをご馳走になっただけ。ちょっと高かったよね~。うん、噴火はアイスランドだったね~、などど会話。

いつの間にか時間になり、学校に荷物を取りに行く。ソナンと道端で会う。もう発たないといけないんだ、と挨拶する。彼がまたあの瞳を見せ ごめん、仕事があってバスまで送りにいけないんだと言う。そんなのいいよ、本当にありがとう とお礼を言って握手をする。あ~、アジアはなんてそっけないんだ。ヨーロッパ式にキスとハグをしたかった。

デリー行きのA/C付きデラックスバスのチケットは数日前に手に入れていた。ゼンは別のバスだった。バス停に向おうとすると、なんとシンフォーと生徒達が道で待っていた。男の子が私の荷物をひょいっと取って持ってくれる。ぞろぞろとバス停まで送ってくれて、荷物をバスに積んでくれる。チベット伝統の白いスカーフを生徒一人一人が一枚づつ首にかけてくれ、旅の安全を祈ってくれる。私を泣かせたいの???と叫んでしまう。

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バス停前で。ああ、みんなかわいい~~~。

バスに乗り込むと窓の下で 生徒達が声を揃えて歌を歌ってくれた。自分が彼らにとって重要人物の様な気持ちになる。ひ~ん、泣きそうになるのを必死で押さえた。
ありがとう、もうやめて~~、また来るよぉ~!開かない窓から手を振り続ける。
他の乗客が次々乗ってくる。私の隣に座った若い成金インド人が携帯で大声で喋っている。バスのドアが締まり、ついに出発。みんなが見えなくなって なんとも寂しい気分、だが。
出発するとすぐ、1人1本づつミネラルウォーターが配られ、備え付けのTVでコメディ映画が上映される。隣のインド人が指差して大笑いして、私にこの映画最高だよ~!と言う。

さすがデラックス・・・。
頼む、少ししんみりさせてくれ。
 

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TIBET HOPE CENTER

何日振りだろう?ダラムシャーラーで酒屋を見つけた。
リシケシュからず~っと お酒も肉も口にしてなかった。
先日久し振りに食べたマトン肉のモモ(餃子に似ている)は 正直臭くて食べられなかった。
さあ、お酒はどうだろう?
酒屋でインド産のワインを見つけ、ハーフボトルの赤を掴むとブロンドの女の子が同じ物を何本か掴んだ。目を合わせて笑い、このワイン飲んだことある?美味しい?と聞くと、私も初めてなのよと言った。お酒は久し振りなの。あら、そうなの?私は食事の時いつも飲んでるわ、楽しんでね~、と彼女。あなたもね!
ワクワクしながら部屋に戻り スクリューキャップを開ける。う~ん、味はそんなに特別な物ではなかった。すぐ酔ってしまう。ハーフでかなりフラフラして眠ってしまった。翌朝、ストレスフルな夢をみて目が覚めた。久し振りの悪夢。お酒、関係あるのかなぁ~??

いつもの様にドーナツを買おうと広場に出ると、何やら拡声器で叫んでいる人達がいた。近寄ってみると 青海省の地震被害者に寄付を募っていたのだった。手持ちの100ルピーを渡すと わざわざ領収書を切ってくれた。約200円ちょっとなのにとても感謝された。ドーナツを食べていると、バスで一緒だった韓国人2人組と出会う。手招きして一緒にベンチに座り 朝ご飯を食べる。2人とも寄付してきた所だった。あなた、人と話すの好き?と聞かれる。大好きよ!と答えると、tibet hope centerという所でチベットの問題について 英語でボランティア達と話し合う集まりがあるから行かない?と誘われた。シンフォーの学校のすぐ近くだった。面白そうだったのでゼンを誘って行ってみる。見た顔があると思ったら ダライラマ寺院で会った韓国人夫婦が主催者だった。

この集まりの趣旨は 亡命したチベット人に英語を教える事だった。英語圏のツーリストボランティアが中心になって ゲームや遊びを通し会話を教えるというものだった。最初2・3人のグループに別れて そこにボランティアを1人交え、表現を学ぶ。自己紹介の際、ゼンが中国人だと言うと、チベットの若者があからさまに眉をひそめ、嫌悪感をむき出しにした。亡命したてのチベット若者は 男女拘らず一様に顔に凍傷の痕がある。シンフォーの学校に通ってくる若者も同じだ。日に焼けているので、痕は白く浮いてている。軽い火傷痕の様である。彼らの笑顔を見ていると全く気にならないのだが、嫌悪や悲しみの表情には この痕は更に悲愴感を加える。

何故かゼンは自分の歳を頑として言わなかった。私もそれにあやかった。

ボランティアの人達は皆柔らかく、年配から若者まで揃っていた。チェコの青年とウェールズの漁師の息子とお喋りした。それぞれ、目的意識は違うが 色んな人が集まる所は面白い。色んな生活を垣間見れる。全部で50人以上は集まっていた。唯一日本人だった私に 日本語で話しかけてきた人が2人いた。1人は日本語を勉強している韓国人、彼女は英語より日本語の方が上手かった。もう1人は日系三世のアメリカ人だ。彼は大学生で線の細い子だった。上手な日本語だが、所々たどたどしい。日本に何年か住めばすぐ日本人と同じ様に話せるだろう。祖父母は山口県の出身だそうで、よく日本には帰るの?と聞くと、もう日本には家族がいないので帰らないんだと言った。たった何十年かで そうなってしまうのか~と思った。

結局、韓国人達は来なかった。あとで聞いたら若い方の子が体調を崩したとの事だった。 

ダラムシャーラーにはとてもボランティアグループが多い。
シンフォーの様に個人でやる所もあるが 多くは団体で行っている。いたる所で英語のボランティア募集の張り紙を見かけた。他にはアーティストが個展を開いて売り上げを寄付していたり、チベット僧の手作りのお香をボランティアが売っている。他にも英語を教えたり、子供達に食事を与えたり、色んな形でチベット人を助けている。それだけチベットへの理解が世界的に広まっているのである。ダライ・ラマの功績なのだろう。

黄色とえんじの法服を着た白人の僧も何人か見かけた。尼僧もいた。肌が白いので坊主がとても目立つのだ。そういえば、帰ってきてから知ったのだが、リチャードギアもチベット仏教徒なのだそうだ。
 

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プロフィール

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HIROMI
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性別:
女性
職業:
自営業
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自己紹介:
早稲田にてアートメイクサロンをしています。出張もするよ~♪興味があったらご連絡ください。バックパックの旅が大好き。息子達を放ってふらっと旅に出ます。ふふふ。

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